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虐待が譲渡を殺す法則

今日はちょっと真剣な話題を。
日本で、友人が猫を探すのをアメリカから、遠隔操作でお手伝いしようとしたことがある。
2,3人のアニマルレスキューをしている知人に問い合わせた。
色々と話を聞いたが、猫一匹を譲渡してもらうことの、ハードルの高さに驚いた。
この調子では、譲渡してもらうのに超時間がかかる。そして、下手したら、猫を譲り受けるどころではないのだ・・・
特に、一人暮らしの男性には、スカイツリーを飛び越えるよりハードルが高い。

これにはものすごくショックを受けた。何人かの日本の友達に、事情を聞いて回った。
どうなってんだ!?猫に家が見つかるチャンスが半減どころか、人間がチャンスを踏みにじってるじゃないか??そして、譲渡の回転が悪くなると言うことは、次の保護に結びつかないのでは??もしくは、猫に譲渡先が決まらず、それでも保護を続け、保護崩壊状態になってしまうことも有り得るのでは??

ネット掲示板で、「猫がほしい。でも里親になろうとすると、“面接があります”だの、"家のチェックをさせて頂きます“だの、"トライアル期間があります”だの、“身分証明を提出して頂きます”だの、“季節毎に写真と報告を送って頂きます”だの・・・無理、無理、無理、無理!!!やっぱしペットショップで買うしかないのかなぁ~」と言う書き込みを見たこともある。これでは、ペットショップ促進してるも同じじゃないか?

一人暮らしの男性やお年寄りは・・・意外と物凄くいい飼い主になるケースが少なくはない。
現に私の友人のCraigは、保護犬1頭、保護猫2匹と一緒に暮らしているが、それはそれはビックリするくらいいい飼い主である。

が・・・これはアメリカの話なのだ。
日本の譲渡の事情を聞いた友人が言っていたのは・・・「動物に対する意識の低さがこうさせる」その時は・・・正直、うまく言葉を理解出来なかったように思う。
しかし、最近ネットで日本のニュースを読んでいて、動物虐待の記事がとても短い期間内に幾つも掲載されていることに気がついた。
以前から日本の虐待については人に聞きまわったり、Twitterで情報を集めたりして知っていたつもりだったのだが、ここまで頻繁にあるとは・・・
アメリカだって記事にならないだけで、虐待やネグレクトのケースは沢山ある。
が、「記事になる」と言うことは、それだけそのケースが深刻で、大きいと言うことだ。
日本には、そのように「記事になる」ケースが横行しているのだ。

これはとてつもない悪循環を生み出す。
虐待が動物の譲渡を殺す。虐待された犬/猫だけではなく、運良く保護された動物の行き先まで殺してしまうのだ。
このような虐待のニュースが日常茶飯事化すると、動物を保護し、里親を見つけようとする「預かりさん」は精神的に物凄い圧迫を受ける。
せっかく一命を取り止めた動物を、殺処分より酷い方法で殺されてしまうのは、言い表せないくらい辛いことだ。
これは、うちのレスキューのメディカルダイレクター、Samが良く言っていることだ。
「どうして殺処分寸前のところで助けた動物を、みすみす殺すようなマネが出来る?」

助けた命は、殺させない。
patrick.jpg


ここまで酷い虐待のケースが横行すると、預かりさんは何に対しても疑心暗鬼になってしまう。
それは、Samが言ったのと同じ気持ちによるものだ。
こんなことを書いていても、何も出来ない自分がもどかしい。

まず、譲渡をする際に、必ず譲渡料を取ってほしい。料金を徴収することにより、虐待する人間にアダプトされるのを、多少は防ぐことが出来る。
料金を支払ってまで虐待しようと言う人間は相当なものだ。大抵は、「お金を払ってまで・・」となる。
アメリカでも、無料の譲渡は悲劇を生むことが多い。

そして、個人で保護をしている方は、譲渡する際に、必ず二人以上で手続きを行ってほしい。
二人以上の人間で対応することにより、里親となる人の人格を(モチロン、全ては見えないが)違う角度から観察することが出来る。また、ある程度のプレッシャーを与えることも出来る。
この2点を実行したからと言って、全ての虐待が防げる保証はない。
が、虐待の「チャンス」を少しばかり減少させることは可能である。

正直、民間で出来ることはこの程度である。近い将来、日本の動物保護の為の法律が、もっと人道的に改革されることを切に願う。




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テーマ : 保護活動
ジャンル : ペット

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Coolfish7

Author:Coolfish7
米国、アリゾナ州フェニックス在住。All About Animals Rescue Shelter Director. Arizona Diamondbacks ファン。レスキューとは別に本職アリ。残念過ぎる上司と戦う日々。

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